<   2008年 03月 ( 1 )   > この月の画像一覧

後手から切り返すとか何とかという話題

久々の更新がこんなネタなのかという気はしますが、更新するネタができたと思えばこれはこれでありじゃないかと思います。

簡単に言うと、紫1幽々子3が2ターン目に《冥符「黄泉平坂行路」》を起動。
これに対して、藍3紫1は《式神「仙狐思念」》や《結界「夢と現の呪」》があっても迎撃に回らずに打点スペルを起動したほうが総合的に有利になるはずだという意見についてです。
輝夜で《難題「龍の頸の玉 -五色の弾丸-」》を迎撃に使わずに《「永夜返し」》まで待てと(しか読めない)いう意見も書いてあったかな。

これはどういう話かというと、受けることがすなわち攻撃側のテンポ崩しにつながるという理屈を分かっていないんじゃないかと。
スペルカードの質的なテンポを考えると、迎撃することでさらに強いスペルカードの起動に繋げられるという手筋が厳しいかもしれません。
ですがこのゲームはマジックとは異なりコストがターンをまたいでくるため、テンポアドバンテージはすなわち少ない呪力で高いダメージを与えることとなると俺は考えます。
1回起動したスペルカードが複数回呪力とライフの交換をするということは、少ない呪力で大きなライフを削ることができるということになります。
また、相手にそれを許すということは大変なアドバンテージの損失でもあります。
抽象的な理屈だけ述べても分かってくれないと思うので実際の例を。


後手2ターン目起動フェイズ

相手の場
《冥符「黄泉平坂行路」》(起動状態)となんか準備スペル1

自分の場
何か準備スペル1(呪力1以外)

手札
《結界「夢と現の呪」》《式神「八雲藍」》《式神「憑依荼吉尼天」》《式神強化》《式神:橙》《ピンポイント》

こうした状態で手札から《結界「夢と現の呪」》を置かずに直撃をもらい、《式神「八雲藍」》を次のターンに起動して攻撃に回るべき、もしくはのちの主力となりうる《式神「憑依荼吉尼天」》に《式神:橙》を配置するべくさらにダメージをもらってから動くべきであるというのが彼らの論法です。
この手筋の何がよくないかというと、以下の図をご覧ください。


先手(紫1幽々子3)
呪力
1→3(1)→3→6(5)→9(8)→13
ライフ
21→21→21→21(17)→17(13)

後手(藍3紫1)
呪力
1→3→6(2)→5(1)→5(1)
ライフ
22→22→19→16→13→

このまま攻撃するのは《天狐イリュージョン》が若干怖いとか、《幽明境を異にする》を考えたらこんな手筋はありえないとか、いろいろと考えたくなるシーンですが、それは今回の話題とは違った話になるので考えないこととします。手札にイベントがないとでも思いましょう。
スペルの性質と今回やってる切り返しの話題はリンクするものですけど、それよりも前の段階の話なので。(とはいえ、幽明境における平坂行路の否定というのが話題の発端なので、幽明境くらいは考えたほうがいいような気はします。警戒せずに動くのは実践的ではない)
《冥符「黄泉平坂行路」》でこのまま攻撃するわけですね。
この段階で、先手側の呪力は6、ライフは21。後手の呪力は2(発生分を含めると5)、ライフは16です。
《式神「八雲藍」》が防壁1なのでダメージは帰りませんが、適当に当たるスペルを起動してターンを渡すのが手筋になります。
で、攻撃して後手の起動フェイズ。

呪力5、ライフは16、先手のライフは17、相手の場に《冥符「黄泉平坂行路」》。呪力は迎撃に起こしたスペルによりますが最悪のシナリオは《結界「夢と現の呪」》を迎撃に回されての呪力残り5という状態です。
デッキ的にほかの種類のスペルだと起動が3以上しかないので、往復の行動に呪力が2+3の5点かかることになるため、あまりイベントを警戒することなく動けるのですが、大量に呪力を残されると逆転の隙もなくなります。
後手はここでも迎撃を立てないのでしょう。
後手のライフは13へ、攻撃して先手のライフも13へ。
見た目のライフは同点です。が、呪力がまるで違います。(もちろん、仮に《結界「夢と現の呪」》で迎撃された場合です)
先手の呪力は現在8、後手はというとスペル起動前で5、起動スペルの呪力を考えると残り1しかありません。
先手ターン開始時の呪力は8+5で13もあります。なんとこの時点で呪力に12点の差があることになります。
ライフは一緒なのに。
いや、ほんとは後手の呪力充填で6になるので7点差なんですが。でも7点って《幽明境を異にする》1回打っても足りない差ですよね。
というか、《「反魂蝶」》立ちますよね。

というありえない展開が待ってるはずなんですが。

ちなみに、先手2ターン目に《冥符「黄泉平坂行路」》を起動した返しに《結界「夢と現の呪」》を起動した場合の展開も書いておきましょう。


先手
呪力
1→3(1)→3(1)→4(2)→6(3)
ライフ
21→21→20→19→18(14)

後手
呪力
1→3(2)→5(4)→8(3)→7(2)
ライフ
22→22→19→16→13

先手は《冥符「黄泉平坂行路」》、《冥符「黄泉平坂行路」》、《冥符「黄泉平坂行路」》、《冥符「黄泉平坂行路」》+《結界「夢と現の呪」》。
後手は《結界「夢と現の呪」》、《結界「夢と現の呪」》、《結界「夢と現の呪」》+《式神「八雲藍」》、《結界「夢と現の呪」》+《式神「八雲藍」》で応戦してるということで。
先ほどの仮想の進行と同じくイベントサポートの使用は仮定しません。
呪力差はほぼなし、ライフ差もなしです。
どこかのターンで先手が呪力の重たいスペルを起動せざるを得ないとすれば、リードを取れる可能性すらある展開です。
《死蝶「華胥の永眠」》と《冥符「黄泉平坂行路」》の同時運用は、収入が6点つまり7ターン目以降でなければ、今まで貯めた呪力を食いつぶしながら動くしかなくなりますよね。
そうすると《幽明境を異にする》は早々気軽に使えないカードとなります。
どんどん有利になりますね。
ということで迎撃するべきです。

ただ、これの迎撃が《式神「八雲藍」》とかになるなら無視して殴りに行っていいですよ?
そういうのは迎撃するだけ損といいます。
守って呪力損するくらいなら前のめりに動くべきですから。
大体受け攻めスペルの合計呪力が発生呪力とトントンになるくらいがちょうどいいでしょう。

後手から迎撃しない理論は、相手が迎撃に回ったときの呪力効率が悪いときのみほんの少しの理があるかもしれません。
実際には《天狐イリュージョン》で一方ゲーができたかもしれません。
でもそれは、「相手の手札がそれだけ弱いとき」にしか通じない理屈でしかありません。
○○というカードがあったらこれこれこうだというのは水かけ論にしかならないんですよ。


幽明境をこうやって捌くおよび捌かれるのに違和感を受ける人は、軽いスペルを軽視しすぎていると思います。
以前(といっても1幕のころという超昔の話なんですが)、幽明境なのに毎ターンスペル起動で呪力を使い切ってくる相手とマッチしたことがあります。
そんなバカなことはないと言いたい。
だって、イベントを使ってアドバンテージを取るのに、何でわざわざそのイベントのための呪力を全部スペルにつぎ込まなきゃならないのか。
加えて、幽明境の場合特に言えることなんですが、軽いスペルがそもそも数少ないわけですよ。《結界「夢と現の呪」》、《冥符「黄泉平坂行路」》の2種以外のすべてが呪力3以上。これは呪力がたまるわけがない。
何をするにも呪力が必要なゲームで、開始早々呪力3のスペルばかりではまともに戦えません。


軽くて弱いスペルじゃ戦う前からスペルの質で負けることになっちゃう?

《悉皆彷徨》を付ければいいじゃないですか。

そんな弱いスペルにつけるより、強くて大きいスペルにつけたほうがいい?

確かにそれで呪力がやりくりできるならその手もありますが、呪力を貯めこめば《幽明境を異にする》と《厭離穢士 欣求浄土》で一気に状況をひっくりかえせるようになりえますよ。


ということで《冥符「黄泉平坂行路」》は必要ですし、2ターン目に起動します。
これを外してもいいくらい軽いスペルが強ければ文句言いませんよ。
命中3しかないとはいえ、序盤に主力級かつ《悉皆彷徨》のおかげで中盤以降も活躍の可能性があるなら十二分に強いはずです。
もちろん、《結界「夢と現の呪」》の汎用性に比べればまったくもって大したスペルではありませんけどね。
[PR]
by htm1216 | 2008-03-26 10:16 | 考察